今回は、日本の総理が交代ということもあり、
首脳の肩書と呼び方についてです。
日常会話でも自国や相手国の首脳の名前は、
たまに会話に出ることがあります。
中国語では、首相はそのままですが、大統領は総統(ゾントン)と言います。
- 日本:首相(ショウシャン)
- 米国:大統領→総統(ゾントン)
つまり、
- 日本:安倍首相(アンベィショウシャン)
- 米国:トランプ大統領→特朗普総統(トゥランプゥゾントン)
です。日本で欧米の名前がカタカナとなっている場合は、
中国語でも外来語扱いなので、そのままカタカナ読みでも結構通じます。
日本では、本人を目の前にしない日常会話では、
~~さんと言うことが多く、たまに呼び捨てもあります。
中国では、敬称がないことが普通だったり、
親しみがあったりなので、他国の首脳は呼び捨てにすることもしばしばです。
平成から令和に変わる際、中国の新聞では、
秋仁や徳仁と書いてあって、
日本ではめったに見ることがない天皇の名前が書いてあって、
呼び方の違いがあるものだと実感したものです。
さて、習近平国家主席のことは、親しみを込めて、習大大(シーダーダー)=習おじさんと呼んでいることが多いです。が、正式な呼称としては禁止されているようです。
https://www.recordchina.co.jp/b135613-s0-c10-d0054.html
国家主席に対面する機会はほとんど無いと思いますが、
地方では、書記や市長、或いは局長など結構な役職の方と会う機会が、
たまにあります。
この場合は、どのように呼称するかが結構難しいものです。
主な役職の発音は以下の通り。
- 書記:書記(シュージー)
- 市長:市長(シーヂァン)
- 局長:局長(ジュウヂァン)
- 主任:主任(ジュウレン)
中国では、副市長や副局長など、敬称の意味を込めて、
副という肩書を省略して、~~市長や~~局長と呼び、
定年後など役職を外れても、以前の敬称で呼ぶことが一般的です。
難しいのは、複数の役職を持ってたりする場合です。
この場合は、周囲の中国人や通訳に、
どう呼べばいいのか確認した上で、呼んでみましょう。