出張者が、出張先で最もほしいもののひとつが
現地における正確な情報です。
で、よく、日本人は、「情報あれば下さい」というのですが、
この「情報」という言葉、使い方を間違えると、
大きな誤解を招いてしまうことがあります。
中国語で、「情報(チンバオ)」と言ったり、書いたりすると、
日本語でイメージする情報とはずいぶんと趣きが変わってしまいます。
なぜなら、
中国語の「情報」=日本語の「機密性のある情報」
という意味だからです。
中国人の知人数名に「情報」で連想する言葉を聞いたところ、
スパイや諜報とのことでした。
ですので、“情報収集”と言うと、
“機密情報を収集するスパイ活動”という
ニュアンスになってしまい、相手や状況によっては、
大変な問題になります。
また、社内で、対外的に“情報発信”をやっていきましょうと言うと、
社外秘情報を外に出していきましょうということになり、
これもまた問題を自ら招くことになります。
では、日本語の「情報」は、中国語では、何というのでしょうか?
答えは、「信息(シンシー)」です。