出張者が、出張先で疲れをとるためによく訪れるのがマッサージです。
物価が上昇したとはいえ、日本に比べて安いのが魅力です。
が、出張者が良く行く日本人向けのマッサージは、
日本語ができるフロントやマッサージ師がいるので、
便利ですが、結構割高です。
現地スタッフなどにおススメ店を聞いてみると良いかと思います。
では、今回は、マッサージの種類について、紹介します。
お店に入っても難しい漢字が並んでますので、
内容を知っていると選ぶのに迷いません。
以下、漢字(中国語読み)です。
・按摩(アンモォ):
通常のマッサージのことです。
マッサージ師の腕によって相当レベルの差があります。
・足道(ズゥダオ)、足療(ズゥリャオ):
足つぼマッサージのことで、
まずお湯にお足を入れて温まった後で、
マッサージを受けます。
・中医推拿(ヂョンイートイナー):
中医とは中国医療のことで、日本語では漢方にあたります。
資格を持った専門のマッサージ師が行うことが多いので、
よく効きますが、通常の按摩より若干高めです。
推拿(トイナー)は、マッサージも意味しますが、
日本でいうと指圧に近いです。
・踩背(ツァイベイ):
背中を足で踏むマッサージです。
たいてい女性マッサージ師が行います。
マッサージのメニューに含まれていることがあり、
お任せしていると、急に背中を踏まれることがあります。
・艾灸(アイジュウ):
お灸のことです。
もぐさの煙を患部に当てる機械を使うお店がほとんどです。
・刮痧(グアシャー):
日本語では、刮痧(かっさ)と呼ばれるものです。
患部にオイルをつけて、専用の板を使って皮膚に圧力を加えてこすり、
血流を良くするというものです。
経験上、マッサージをした後の、もみ返しの防止に効果があります。
・拔罐(バーグァン):吸玉、カッピングです。
球状のガラスを真空にして、患部に当て、
血行や代謝を改善するものです。
カッピングをしたあと、数日間、痕が残ります。
最近、スポーツ選手でもよく採用される療法です。
経験上、疲労回復に効果がありますが、
お店やマッサージ師によって、意外と技術に差があります
(患部のポイントや真空度合いなど)。
・打针(ダァジェン):鍼(ハリ)治療です。
針(ジェン)を打(ダァ)つということです。
自己責任でチェレンジしてみて下さい。
・火療(フォオリャオ):
オイルを背中に塗った後、火をつけて、体が熱くなったら、
タオルをかぶせて消火。これを何度も繰り返します。
見た目はかなり刺激的ですが、
火で温めるだけあって即効性あります。が、髪の長い人は、
火が髪について焦げることがありますので要注意です。
主なものを紹介しましたが、これ以外にも様々あり、
日本よりも手法が豊富、そして人による技術の差が
大きいのが特徴です。ぜひ体験してみてください。