中国では、外国のインターネット関連サービスが展開できないため、
中国国内企業が似たようなサービスを提供しています。
日本ではあまり耳にしないものから、
日本でも知名度の高いものまで様々です。
以前は、BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)が代表企業でしたが、
近年はさらに新興サービスが普及しています。
アプリやサービス名、設立・サービス開始日、
運営会社の順で紹介します。
いくつ知っている、或いは利用したことがあるでしょうか?
検索サイト:
中国では、Googleが撤退したため、検索サイトでは独占状態です。
「百度一下(バイドゥイーシャ、你就知道(ニィジュウチダオ)」は
とても有名なキャッチコピーです。
意味は、「百度してみて、あなたはすぐにわかる」
通販サイト:
・淘宝(タオバオ) Taobao 2003年 アリババ
・京東(ジンドン) 2004年
・天猫(ティェンマオ) TMALL 2008年 アリババ
阿里巴巴(アリババ)が中国で、最初に有名になったのは、
ショッピングモールを展開したことです。
現在、アリババの運営する淘宝、天猫、京東の運営する京東が最も有名です。
また、最近では、共同購入すると割引やキャッシュバックなど様々な特典で
・并多多(ビンドゥドゥ) 2015年
も人気です。
出前:
・饿了吗(アーラマ) 2008年 アリババ
・美団外卖(メイトゥアンワイマイ) 2013年 美団
出前のことを、中国語では、外卖(ワイマイ)と言います。
コロナで在宅時間が増えたことで、
以前にも増して利用者急増していて、
街中で一日中、たくさんの配達バイク走っています。
美団が運営する美団外卖とアリババ傘下の饿了吗が二強です。
饿了吗は、「お腹すきましたか?」という意味です。
日本でいうところの、UberEATSですね。
配車サービス
・滴滴 2012年
タクシーや白タクの配車サービスです。
これを初めて利用すると、その便利さに驚きました。
米国の株式市場への上場問題で、最近、日本でも話題になりました。
動画配信:
・优酷 2006年 アリババ
・愛奇芸 2010年 百度
動画配信サービスは、多数ありますが、
この2つが比較的利用者が多いようです。
日本のドラマ、アニメなど結構何でも見ることができます。
SNS:
・微信(ウェイシン) 2011年 テンセント
以前は、QQというチャットサービスがかなり利用されていましたが、
中国本土版が微信で、国際版がWECHATです。Twitterよりも機能が豊富です。
・微博(ウェイボ) 2009年 新浪
微信はクローズドな範囲で利用されるのに対して、
ミニブログとしてオープンに利用されるのが、微博です。
日本の芸能人でも利用している人が結構います。
・抖音(ドゥイン) 2016年 字节跳动 バイトダンス
中国本土版の抖音と、国際版のTikTokの2種類があります。
日本でもTikTok、会社名がバイトダンスで有名ですよね。
決裁:
・微信钱包(ウェイシンチエンバオ) 2013年
・支付宝(ジーフーバオ) 2004年 アリペイ
電子マネーによる決裁サービスは、ほぼこの2種類に集約されています。
微信の機能のひとつである钱包。钱包は財布という意味です。
もうひとつはアリババ傘下の支付宝、アリペイです。
中国人観光客の影響で、日本の観光地でも利用できるところが多いです。
スマホメーカー:
・華為 Huawei 1987年
・维沃Vivo 2009年
・欧珀 oppo 2004年
・小米 Xiaomi 2011年
何かと話題の多いスマホの華為ですが、
最近は、他のメーカーのスマホも中国だけでなく、
日本でも目にするようになりました。