日本人から見ると、中国人の姓は、同じようなものが多く、
何度も会うか、肩書きやフルネームで呼ばないと
なかなか覚えられないものです。
日本でも鈴木さんや佐藤さんといった姓は多いですが、
中国ではもっと同じような名前が多いです。
まずは、中国人の姓のランキングから↓
〇中国人の姓トップ100
http://www.21ccs.jp/china_ranking/china_ranking_01.html
王(ワン)さん、李(リー)さん、張(ヂャン)さんがベスト3です。
実際、中国語の四字熟語(成語)でも、
張三李四(ジャンサンリースー)という言葉があり、
意味は、張氏の三男とり李氏の四男から、
ありふれた平凡な人という意味です。
このように中国人の姓は、同じようなものばかりで、
友人や会社の中に同じ姓の人が複数居ますので、
名前も一緒に覚えて、呼ぶようにすることがおススメです。
中国人の名前は、かなり時代によってトレンドがあり、
2020年、中国全土の姓と名前、さらに名前は、
年代別に集計されたものが発表されました↓
〇中国、2020年の「全国姓名報告」が発表 「姓」の起源は母系制社会
表4 異なる年代で使用が多い名前トップ10
http://j.people.com.cn/n3/2021/0209/c94475-9817846.html
1969年以前は、建国から年数が浅いことがあってか、
国(グォ)や軍(ジュン)という文字が入っています。
70年代以降になると、男性は、勇や偉、強など
勇ましい名前が好まれ、女性は麗(リー)、
娟(ジュエン)、艶(イェン)などの美を表す文字が好まれたようです。
80~90年代になると、男性で偉、帅、杰などが見られ、
女性では静、芳、雪など、文字が直接意味することから、
その文字から広く意味することまで含めるような文字が多くなり、
さらに2000年代以降は、2文字の名前が好まれることが
顕著な傾向になっています。ですので、名前を見ると、
性別だけでなく、生まれた年代も大よそわかります。
さて、同姓同名のランキングもありますので、
この読み方を覚えておくと、使える相手が多くなります。
その人数の多さには驚きです。
https://www.163.com/dy/article/DNQTF6FS0524C0B3.html
1位 张伟 (ヂァンウェイ) 張偉
2位 王伟 (ヂァンウェイ) 王偉
3位 王芳(ワンファン)
4位 李伟(リーウェイ)
5位 李娜(リーナ)
6位 张敏(ヂァンミン) 張敏
7位 李静(リージン)
8位 王静(ワンジン)
9位 刘伟 (リュウウェイ) 劉偉
10位 王秀英(ワンシュウイン)